ケイナカ名店の味と迫力の虎舞に拍手喝采!
「第2回慶仲祭」
- 2015.07.31
愉快な愉快な夏のまつりだ。誰ももう今夜はくらしのことや、誰が誰よりもどうだといふやうな、そんなみっともないことは考へるな。――『ポランの広場』宮沢賢治
いつもの慶仲のアーチをくぐると、その先にズラリと並んだ出店のテントと「慶応仲通り商店街」のブルーののぼり。慶仲のゆるキャラ、「たまち~ず」の風船を手にした浴衣姿の子どもたちが通りを駆けていくこの雰囲気、いつもの慶仲とはちょっと違います。そう、今日は年に一度の「慶仲祭」の日!
2015年7月18日(土)14:30、第2回目となる慶仲祭が勇ましい太鼓の音とともに開幕!忙しい中で祭りの準備を進めてきた店々の想いが通じたのか、心配されていた雨も時折、小雨が降る程度。今年からメイン会場となった読売理工学院の中庭では、傘を手にしたギャラリーの前で早くも祭りの華、岩手・釜石の伝統芸能「虎舞」が披露されました。
祭のポスターにも登場の慶応仲通り商店会 湯浅会長からご挨拶。この日を迎え本当に晴れやかな笑顔!
昨年に続いての登場となったこの虎舞。地元・釜石では漁師たちの大漁と無事を祈願して800年以上前から行われてきたもので、毎年秋の「釜石まつり」では商店や一般の家々を一軒一軒、夜通し練り歩くんだとか。昨年の慶仲祭では2ヵ所だけで披露されたものの、「もっと見たい!」というリクエストに応えての再登場、さらに今回は総勢15名ほどの“チーム虎舞”が慶仲の店々をまわり、白虎・黄虎が商売繁盛を祈願して店の前で舞い踊りました。
「駒八 総本店」前で舞い踊る白虎
「炭火焼き湯浅」ではお店の中でもひと暴れ!
さっきまで太鼓の上に置かれていた虎の頭と衣装が、「あーいーやっさー!」のかけ声にあわせてまるで息を吹き返したかのように飛び跳ね、笹を噛み牙を研ぐ。東京ではほとんど見ることができないその迫力に大人も思わず後ずさるほどでした。
慶仲の名店が屋台で登場!
そんな虎舞に負けじと盛り上がったのが、慶仲の名店が振る舞った自慢の味。唐揚げに焼き鳥、カレーに焼きそば、そして海鮮焼きに揚げおにぎりまで、日ごろから舌の肥えた呑兵衛たちのお墨付きをもらっているメニューは売り切れ続出。お店にとってはこれ以上ないアピールにもなったようです。
「三陸海のビール」ほか釜石の名品が並ぶ出店も人気!
懐かしの駄菓子、ポン菓子の爆音も!
また今年は慶仲の店を巡るスタンプラリー、的当てや魚釣りといったゲームに子どもたちの行列が。明かりに火が灯ってからも客足は途絶えず、大人はビールを片手に、子どもたちは綿あめやポン菓子を片手に、祭りの夜は更けていきました。
PARK
山清
串揚げたけちゃん